今朝、ネット記事で気になったもの…
スリッパについて書くことができない。
それはOEMの企業にとっては製品がどれも守秘義務に相当するものだと思われるからである。
作られた製品は発注された企業のもの。
このような技術があります。このようなスリッパが作れます。といったようなことが対面では話せたり、場合によってはサンプルスリッパやデザインを提示できたりするけれど、不特定多数を対象にしたブログでの掲示はできない。また取引先から提案されたデザインで作られたスリッパはもとより掲示できない。
自社オリジナル商品なら掲示や販売も可能ではあるけれど、弊社の長所を生かしたスリッパらしいスリッパを製造販売したことがあった。しかし、市場の反応はいまひとつであった。(たぶんネットでは画像の映りなど見た目で判断され、履いた時のしっくり感や反発力、保温性や爽快感といったものが伝わらず、見た目が同じならば安価なスリッパがいいと思われたのか、見た目でいえばもっとデザイン性豊かなものが好まれたのかと思われる)
販路としては従来の百貨店、ホテル、オフィス通販に加えて、インテリア・雑貨の会社がある。
コロナ禍を過ごして多くが中の上(プチ高級品)であるわが社が製造・卸しをするスリッパは、売り上げが大幅減をした。そんな中、OEMで売り上げが堅調だったのがインテリア・雑貨の取引先である。
インテリア・雑貨系では履き心地はもちろんだが、デザイン性・機能性が求められ、その上、独自性があり、靴とスリッパ(外履きと内履き)の間に位置するような履物も求められ、刺激を受けながらの製品開発に取り組んでいる。
さて、履き心地だけを追求するなら、究極のスリッパはすでに作られていると思う。しかし、デザイン性や機能性に加え斬新なアイデア、流行を勘案するとファッションとなり日夜新しいスリッパが生まれてくることとなる。
と、スリッパに思いを巡らせながら読んだ今朝の記事「オンラインツアー中に眠ってしまう参加者が出る…HISの「24時間ツアーライブ」が提供する旅以上の体験」を読み終え、スリッパならどうなる?と考えた。
<<以下引用>>
とくに近年、SDGsが叫ばれるなかで、企業は「機能×情緒×自己実現(社会貢献)」という3つの価値を満たしてこそ、顧客に長く愛される、といわれるようになりました。
たとえば「このパソコンは機能的、カッコいい、しかも自分らしい」と感じさせるアップルのPCや、「このコーヒーは美味しい、ホッとする、しかも誰かの役に立てる気がする(フェアトレード/途上国の人々の公正な取引を後押しする)」と感じさせるスターバックス コーヒーなどは、まさにその代表です。
<<以上引用>>
さて、スリッパなら、どうなる?