初詣
緊急事態宣言が発出されるというニュースを聞き、今年は後日にと考えていた初詣に急遽、思い立って出かけた。
毎年、参拝させていただいている明治神宮である。
早朝にと思ったけれど、出勤にギリ、間に合えばよいと思い、いつも通りに家を出た。それでも、比較的近いと思える北参道から参ろうと考え代々木駅で降りて向かった。参拝と表示してある標識をたどると、記憶にある道程より長く感じ、どんどん、どんどん奥へ、すると原宿駅から通る正面の大鳥居まで来てしまった。正面入り口からなんて、北参道からすると遠回りをさせられたな、と思った。
鳥居をくぐると、毎年、展示されてある氷の彫像がない。コロナ禍で展示されなかったのかと思いながら行くと、参道の砂利道にオレンジ色の紐のようなものがV字に1ｍ間隔で植えられていた。ソーシャルディスタンスをとるためのものである。
しかし、今朝の参拝客は少なく、前後振り返っても10人そこそこ。単独か二人で参拝されている人ばかりだ。手水で手だけ洗おうと考えていたが、手水はロープで区切られ、近寄れず、道沿いに数十メートルの竹筒にソーシャルディスタンス間隔で穴をあけた水がジョロジョロと流されていた。軽く手を清める。
正門をくぐり、境内に入ると警備員が「お帰りは西門、東門から出てください」と誘導していた。７つほど並んだ賽銭箱。手を合わせいる人は3人ほど。ほぼ人がいないので、ど真ん中の賽銭箱前でお詣りをと思ったが、皆思いは同じ。人がほぼいないのに密集することもないかなと思い。ど真ん中には並ばず、隣の賽銭箱に賽銭を投げる。
お詣り、祈念した。
さて、お守りなどは帰り道の参道にて販売と貼ってある。
掲示に従い、サクサクと帰り道を急ぐと、北参道から通り抜けられる駐車場に販売所を作ってあった。屋根付きで、ビニールシートで隔てられ、参拝客が自ら取り集めるのはできそうにない。売り場ごとに一人ないし二人の巫女、いや、売り子がいて、これとそれをください、とやり取りする。
この状況、三が日なら混雑したのだろうか、と思いつつ、帰途につく。
いや、出勤だ（(-_-;)）
結局、近道したつもりが、一方通行の参拝経路で遠路を余儀なくされ、思いのほか時間がかかり、会社に20分ほど遅刻してしまった。
仕方ない。
会社を早引きして、参拝をとも考えたが、終了閉門が16時くらいなので、移動を考えると半ドンの業務しかできなくなる。早朝ならと考えたが、時間の読みがあまかった。
とはいえ、今年も無事、明治神宮での参拝ができ、お守りを返して、新しいお守りを購入できたので良かった。
今日、緊急事態宣言が出されるのかなぁ。
どこも誰しも大変だろうけれど、うちのスリッパ、売れてほしいなぁ。
本年もよろしくお願い申し上げます。
